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クォーツ系人造大理石とは?物理的特性についても理解しよう

人造大理石の中でも特に天然に近い風合いや高級感を持ち、美しさが際立つクォーツ系人造大理石。ここでは、クォーツ系人造大理石の特徴と、製造プロセスについて解説します。

特徴と製造プロセス

クォーツ系人造大理石の特徴は、その製造プロセスと密接に関連しています。天然成分である石英を砕いて、ポリマー樹脂で固めて真空振動プレスするため、アクリル系人工大理石よりも天然素材に近く、色柄のバリエーションも豊富です。

ただ、一口にクォーツ系大理石といっても、さまざまなメーカーが商品をリリースしています。例えば、弊社では、天然石英含有率94%のスペイン製の「サイルスーン」や、世界で最初にクォーツエンジニアドストーンを開発・製造を開始した先駆者である「シーザーストーン」を取り扱っています。サイルストーンを開発したコンセンティーノ社、シーザーストーンを開発したコンフォート社はともに低シリカ材料を採用しており、安心してお使いいただけます。

また、天然水晶を主成分とした高級人造石を使用し、天然石の風合いのままに自然素材の欠点を克服したフィオレストーンや米国ミネアポリスに本社を置くカンブリア社のクォーツ系人造大理石もあります。

物理的特性

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物理的特性は各メーカーの素材によって若干違いが生まれます。ここでは、「サイルストーン」を例に、クォーツ系人造大理石の物理的特性を以下の3点から分析します。

1. 硬度と耐久性

鉱物に対する硬さは「モース硬度」によって表されますが、サイルストーンのモース硬度は「7」です(ちなみにダイヤモンドは「10」)。天然石を上回る耐衝撃性も兼ね備えているため、ワークトップの素材として広く活用されています。といってもむやみに傷つけると破損する可能性もありますので、ナイフの刃先には十分注意しましょう。

2. 耐熱性

サイルストーンの耐熱温度は280度とされています。ワークトップに使用される人造大理石の中にはさらに高い耐熱温度を有するものもありますが、一般的なキッチンカウンターで使用するには十分といえるでしょう。もっとも、熱したやかんや鍋を置く時には鍋敷きを利用することをおすすめします。

3. 低吸水率

サイルストーンの吸水率は極めて低いため、水や汚れが内部に侵入することを許しません。キッチンで使用する際には、ほとんどの汚れを水拭きで落とすことが可能です。メンテナンスのしやすさもサイルストーンの魅力でしょう。

まとめ

サイルストーンをはじめとして、クォーツ系人造大理石の使用をご検討の方はお気軽にお問合せ下さい。


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