クォーツ系人造大理石とは?人気の理由や用途について解説
2024/09/16
天然大理石はコストがかかり過ぎるため、有望な選択肢は人工大理石という方も少なくないでしょう。ただ、人造大理石にもさまざまな種類があり、その中でも美しさが際立つ素材がクォーツ系人造大理石といえます。ここでは、クォーツ系人造大理石とは何か、人気の理由や用途について迫ります。
クォーツ系人造大理石とは?
クォーツ系人造大理石とは、天然成分であるクォーツを砕いて、ポリマー樹脂で固めた素材です。天然石がもつ風合いや高級感、質感を損なわずに表現でき、なおかつ天然石が持つ欠点をカバーできます。中でも石英の含有率が90%以上のものを「クォーツストーン」と呼んでいます。
時計で使用される「クォーツ」と同じものであり、日本語では「水晶」や「石英」のことを指します。鉱物学的 には同じ「クォーツ」ですが、石英の中でも結晶の形をしているものを水晶と呼び、区別しています。
人気の理由
クォーツ系人造大理石が人気の理由は主に以下の2点です。
1. 美しさと耐久性
クォーツ系人造大理石が選ばれる最大の理由はアクリル系人造大理石などと比較して天然石のようなツヤなどの美しさです。また、天然石では実現が難しい耐久性も魅力の一つであり、傷に強い素材です。さらに、クォーツストーンは樹脂で固めることで表面の空孔を無くしているため、吸水率0.02%以下、汚れや水の侵入を許しません。
2. 用途の広さ
上述のようにクォーツストーンは傷や汚れ、水に強いため、キッチンの天板、洗面カウンター、テーブル、床材など、さまざまな用途に使用できます。デザイナーや施工主のイメージに合わせて活用シーンが広がるのもクォーツ系人造大理石の特徴です。
まとめ
一口にクォーツ系大理石といっても、さまざまなメーカーが商品をリリースしています。インテックでは、天然石英含有率94%のスペイン製の「サイルストーン」や、世界で最初にクォーツエンジニアドストーンを開発・製造を開始した先駆者である「シーザーストーン」を取り扱っています。
また、天然水晶を主成分とした高級人造石を使用し、天然石の風合いのままに自然素材の欠点を克服した「フィオレストーン」や米国ミネアポリスに本社を置くカンブリア社の日本向けのデザインもご提供。クォーツ系人造大理石の使用をご検討の方はお気軽にお問合せ下さい。