アクリル系人工大理石はどうやって選ぶ？ポイントや最新トレンドについても解説
2024/09/12
アクリル系人工大理石は天然大理石に比べて安価で、ポリエステル系人工大理石よりも扱いやすいといわれています。そのため、キッチンの天板をはじめとしてさまざまなシーンで活用されている素材です。ここでは、アクリル系人工大理石を使って施工を予定されている方が覚えておきたいポイントや最新トレンドについて解説します。
アクリル系人工大理石とは？
人工大理石は大きく分けて、ポリエステル系とアクリル系に分かれます。アクリル系人工大理石の特徴は加工がしやすく、水や熱にも強いことです。また、透明感があるため、人工といえでも天然大理石に近い風合いを出すことが可能です。
ただ、一口にアクリル系人工大理石といっても、さまざまなメーカーが商品を販売しており、価格や特徴が異なります。そのため、アクリル系人工大理石を使用することを決めてはいても、どのブランドを選べば良いか迷ってしまう方も多いようです。
アクリル系人工大理石の選び方
どのブランドの、どの素材を選ぶかは生活スタイルに基づいて選ぶと良いでしょう。活用シーンはキッチンだけでなく、浴槽、シンク、壁面パネル、家具の素材など、さまざまです。
広く認知されているメーカーとしてはデュポン社が販売している「コーリアン®」が挙げられます。デュポン社の公式カタログ によると、「12mm厚のコーリアンに90cmの高さから450gの鋼球を落下させた場合にも、280℃に熱された鍋を5分間放置した場合にも、破損がなかったという実験データを有して」おり、「均質なソリッド素材であるため、表面が剥がれたり、液体が染み込むこともありません」。さまざまな用途に使えるオールマイティな素材です。
国内では、さらに独自のアクリル系人工大理石を展開しているメーカーがあります。例えば、トクラスの「テノール 」はタフエンボスコート層を施し、耐傷性・耐汚性を向上させると同時に、独自の質感表現を実現。キッチンのワークトップでアクリル系人工大理石を使いたい方には気になる素材と言えるでしょう。
アクリル系人工大理石の最新トレンド
多くの製品開発において「サステナビリティ」は欠かせない視点です。そもそも人工大理石は天然大理石に比べ、資源の消費量が少なく、輸送コストも低いため、サステナビリティな素材として注目されています。しかし、さらにアクリル系人工大理石の中では素材に人工大理石の製造過程で発生する廃材や端材を再利用したものが登場しています。
まとめ
インテックでも、アクリル系人工大理石として高い評価を受けているコーリアン®を使用したさまざまな製品を提供しています。アクリル系人工大理石を使ったキッチンや洗面台を検討している方はお気軽にご連絡ください。