アクリル系人工大理石の特徴に合わせたメンテナンス方法とは?
2024/09/08
加工性に優れ、汚れや水にも強いアクリル系人工大理石。さらにメンテナンスもしやすいため、キッチンの天板などによく使われます。ここでは、アクリル系人工大理石の特徴について解説し、それに合わせたメンテナンス方法についてご紹介します。
アクリル系人工大理石とは?
アクリル系人工大理石とは、人工大理石のうちプラスチックの一種であるアクリルを固めて成型した素材です。「大理石」と呼ばれるものの、素材の中に天然大理石は一切含まれていません。
人工大理石は使用する樹脂の種類により、大きく分けてアクリル系とポリエステル系に分けられます。ポリエステル系のほうが安価ですが、耐熱性や耐汚性はアクリル系のほうが優れています。また、アクリル系人工大理石のほうが透明感があり、ツヤを出しやすいため、天然大理石に近い高級感を醸し出します。
アクリル系人工大理石の活用シーンとして、キッチンのワークトップがあります。キッチンでは調理を行う際に包丁で傷が付いたり、油が飛んできたり、食材のシミがついたりする可能性があります。アクリル系人工大理石は、これらのいずれにも強いですが、美しさを保ち、長く使用し続けるためにメンテンナンスは欠かせません。
アクリル系人工大理石のメンテンナンス
ここでは主にキッチンのワークトップを想定して、アクリル系人工大理石のメンテナンス方法について説明します。
日常のお手入れ方法
一番大事なのは、毎日、固くしぼった布巾で水拭きをすることです。もし、汚れが目立つ場合は中性の台所用洗剤を含ませたスポンジで汚れをとり、水拭きをします。汚れがとれにくい時はメラミンスポンジを使用しましょう。
長持ちさせるためのポイント
長持ちさせるポイントは汚れを放置しないことです。調理料などがこぼれた場合はそのままにしておくとシミになる可能性がありますので、すぐに拭き取る習慣を付けておくことをおすすめします。
避けるべき清掃方法
頑固な汚れはたわしや硬いブラシでこすってとりたくなるかもしれません。しかし、あまり強くこすると、表面にこまかな傷ができて、そこから汚れや水が染み込みやすくなる可能性があります。上述したようにスポンジやメラミンスポンジを使用するようにしましょう。
まとめ
アクリル系人工大理石の中でも代表格といわれるのが1965年に米国デュポン社が開発した「コーリアン®」です。加工性がとりわけ優れており、設計者やデザイナーの意図を反映したプロダクトが作りやすいことで知られています。
インテックでは、コーリアン®を使用したさまざまな製品を提供しています。アクリル系人工大理石を使ったキッチンや洗面台を検討している方はお気軽にご連絡ください。