アクリル系人工大理石の世界標準「コーリアン®」とは?メリットとデメリットを解説
2024/12/02
アクリル系人工大理石の代名詞ともいえる米・デュポン社が開発したコーリアン®。日本でも1979年から約45年にわたり、多くのシーンで活用されてきました。
ここでは、多様なデザインや用途で用いられているコーリアン®のメリットとデメリットについて解説します。
コーリアン®のメリット
衝撃や摩耗に強い
コーリアン®は優れた耐衝撃性を備えています。例えば、12mmの厚さのコーリアン®に90cmの高さから450gの鋼球を落下させても損傷がないことが実験で証明されています。また、耐熱性にも優れており、280℃に熱した平底鍋を5分間放置しても割れなどの大きな損傷はありませんでした。
さらにコーリアン®はメタクリル樹脂のため紫外線に強く、63℃の熱に1,000時間さらされても変色が観察されませんでした。そのため、直射日光が継続的にあたる場所でも安心して使用できます。こうした耐熱性や耐衝撃性、耐候性ゆえにコーリアン®はキッチンカウンターの素材として優れています。
加工しやすい
コーリアン®のメリットとして、アクリル系人工大理石ゆえに加工の自由度が高いことが挙げられます。小さな穴を開けたり、曲面加工したり、形状に合わせてカットしたりと、特殊な工具を使わずに、イメージ通りに成形できます。
カラーバリエーションが豊富
天然大理石は一点ものとしての良さはありますが、自分の好みの色を組み合わせることはできません。その点、コーリアン®は豊富な色の中から自分の好きな色を選び、自由に空間を演出できます。
コーリアン®のデメリット
導入コストが高い
比較する素材にもよりますが、ステンレスやメラミン素材と比較すると導入コストは高くなります。しかし、天然大理石や人造大理石と比べると、高品質でイメージ通りの設計ができるわりに、低コストで導入できると感じられるはずです。
キズが付くリスク
人造大理石と比べて、一部のコーリアン®は比較的柔らかい素材でキズが付きやすいため、鋭利な刃物などの使用には注意が必要です。
まとめ
コーリアン®はアクリル系人工大理石として、天然大理石や人造大理石の良さを最大化し、弱点を最小化した画期的な素材です。インテックでもコーリアン®を取り扱っており、クラフトマンシップでお客様のイメージをカタチにいたします。是非お気軽にお問合せ下さい。